2007,2008,2009年度
三井物産環境基金さん、NPO法人アサザ基金さんとの協働で牛久沼の水源地再生事業を
が始まりました。牛久沼流域では水源地となる谷津田(山間に囲まれた田んぼ)が広く分布
していますが、農業の減反化や荒廃が進みその保全が急務です。
アサザ基金さんではその再生事業に取り組んでおり、この度、三井物産さんと荒れた田んぼの
復活、生態系の再生を目指しています。
ここの田んぼでは酒米(日本晴)の栽培を行います。
田中酒造店では、ここでできたお米で、お酒の醸造を依頼されました。
新聞発表にもなっていました。こちら。
このコーナーでは、田植えからお酒になるまでをドキュメントでお知らせします。
質問などありましたら是非ご連絡下さい。メールはこちらからお願い致します。
2010.3.10
3/6(土)蔵出しイベントを開催いたしました。
すっかり酒造状況をお知らせする間もなくの蔵出しとなってしまって
誠に申し訳ありませんでした。
鏡割り。
樽酒with手作りラベル
2010.1.24
1/16(土)今年で3回目の酒造仕込みイベントを無事開催しました。
(更新が1週間も遅くなり大変申し訳ありませんでした)
今年も50名程の大勢の方々が蔵にお越しくださり仕込のお手伝いをしていただきました。
恒例の蒸米を冷やしてほぐす作業。
最初は和気藹々ですがだんだん無口になってしまう作業です。
所定の温度まで下がったら仕込みタンクへ投入です。
皆さん1回は櫂を入れてもらいましたか。
これだけの人数でしたから1時間もかからずに予定の作業は無事終了しました。
←こちら仕込9日目のもろみの状態です。
発酵の泡が表面にぷつぷつと沸いては消えを繰り返します。
順調に育っていますよ。
次回蔵出しのイベントは3/6です。
おいしいお酒をお披露目できるようどうぞ見守って下さい。
2009.10.26
10/24待ちに待った、稲刈です。
と言っても、稲刈終了後に顔を出すこととなってしまい申し訳ありませんでした。
たわわに実った日本晴の穂。
オダガケし乾燥させます。
次はこのお米をお預かりして、弊社でお酒を醸します。
どうぞしばしお待ち下さい。
2009.6.27
梅雨の合間の快晴の中、田んぼの雑草取りイベントがありました。
例年、7月中旬頃の開催してましたが、その時分には雑草畑の様相になるほど
丈夫な雑草が生え放題になってしまっていた為、今年はかわいらしいうちに
除去しようとなったようです。
まだ根の張りが少なく、背が低いうちには↑写真の中耕式除草機(手押しの農器具)
で田を耕しつつ雑草除去ができます。
かいあって、現段階での田んぼの雑草除去は終了しました。
また来月のイベント宜しくお願いします。
2009.5.30
プロジェクトも3年目となりました。今年も田植えからj活動開始です。
ぐずついた天候でしたがお昼には無事終了です。
昼食時には昨年収穫したお米で醸造した純米酒「谷津田」の試飲をしていただきました。
概ね好評で一安心でした。
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2009.2.28
お待たせしました!
本日は清酒「谷津田」の蔵出イベントです。
お預かりしていたお米の成長ぶりを皆さんにお披露目する大事なイベントです。
杜氏から今年の酒の出来を報告させていただきました。
そして、お待たせ鏡開きです。
昨年同様、自作のラベルを貼り付けてオリジナル酒出来上がりです。
約60名の方に参加いただきました。
そう言えば、イベント後ふと思ったのですが、
ビン詰に精を出しすぎて皆さん味はみられたのでしょうか?
是非感想をお聞かせ下さい。
残りのお酒は、生酒と火入酒とに分けてビン詰します。
また違った味が堪能できると思います。どうぞお楽しみに。
2009.2.1
更新が停滞してしまい申し訳ありませんでした。
もろみは順調に発酵してましたよ。
もろみ日数23日。
機は熟しました。
2/1丹精込めて仕込んで育てたもろみを上槽しました。
これから2日ほどかけてゆっくりと搾ります。
皆さまには先ず2/28の蔵出イベントで味わっていただきたいと思います。
どうぞお楽しみに。
2009.1.13
もろみ日数4日目となりました。
仕込イベントでの裏話。
仕込時にあれだけの人数で櫂入れすることはまずありません。
このかわいらしいタンクを数十人で心(と力)を込めてかき回したので、
通常よりももろみに与えるショックが大きくなってしまったのでは?
(お米が潰れすぎて順調に発酵が進まなくなる等)
と、仕込後心配していましたが、心配をよそに順調な生育状態になりました。
一安心です。
現在は発酵が進みすぎないよう、冷温器(氷を入れた筒)を入れて品温を抑え
コントロールしています。
2009.1.10
更新をすっかり怠ってしまい、申し訳ございませんでした。
今年は自分達のお米の仕込みを自分達の手で行いたい!!
のご希望に添えるように事務局の方々と日程を調整いたしました。
3連休の頭でしたが大勢の方によって無事、清酒「谷津田」の仕込(留仕込)
が行えました。
この1/10の仕込イベントに酒母、添仕込、仲仕込は弊社社員で準備してました。
昨年よりも酒米使用量を減らしたので、小さいタンクで仕込みます。
手前の茶色の巻物がしてあるタンクです。
イベントに合せて10時にちょうど蒸米が蒸しあがるように設定しました。
順番に蒸米を掘り起こしてもらいました。
そして狭い蔵中 所狭しと蒸米を手作業で冷ましました。
そして冷ました蒸米を順次タンクへ投入し無事仕込作業は終了しました。
仕込みの量はお米120kg分でした。
通常では数人で30分位の作業でしたが数十名で約1時間かけての仕込みでした。
人手と愛情が詰まったお酒になることでしょう。
これから約3週間位かけてじっくりと熟成させてからもろみをしぼってお酒にしていきます。
どうぞ楽しみにお待ち下さい!
ちなみに以下は、今年の仕込配合です。
酒母 添 仲 留
麹米 5 10 20 20
掛米 10 20 50 120
(単位はkg。総量255kg)
収穫後お預かりした玄米6表(360kg)、
こちらを精米歩合70%で精米して計算上では252Kgですが、
若干の変動があって255kgの白米を使用しています。
次回は2/28蔵出イベントを予定しています。
皆さまどうぞお集まり下さい。
2008.10.26
10/25待ちに待った「日本晴」の稲刈りです。
無事2年目の収穫を迎えました。
周りの田んぼはほとんどがコシヒカリで既に収穫を終えています。
この一角のみ稲穂が残っています。
稲を刈る人、まとめる人、おだがけする人、おだがけを作る人、と
終盤ともなると何となく役割ができてきます。
15時前には全ての稲刈りが無事終了です。
しばし天然乾燥の後、脱穀、精白、そしてお酒の仕込に使います。
お疲れさまでした。
2008.7.20
谷津田の田んぼの雑草取りです。
苗は順調に生育してますよ。
雑草も見事にみっちり生えてます!!
さすが無農薬の田んぼ。
素晴らしくいい天気に恵まれ(労役にはちとつらい)、いざ開始。
4面ある田んぼのうちの1面の5分の1くらい終了した所で日没タイムアップ。
続きは8月2日にあります。(残念ながら私はお祭の為、欠席です。スイマセン)
残りはよろしくお願いします。
日没付近の田んぼの様子。
携帯の写メなので、リアル感低いですが、本物の情景としては絶景です。
是非8/2には参加し自分の目で見ていただくといいと思います。
このイベントに参加されている方々は子供たち含め本当に幸せだと思います。
企画された方々、支援してくださっている方々に感謝です。
2008.7.10
配達の途中、田んぼの様子を見にちょっと寄り道。
背はまだ低いですが、順調に育ってます。
無農薬なので稲と稲の間にみっちり雑草も育ってますよ。
今年も雑草取りのイベントがあるようなので、皆さま心してお出掛け下さい(^ε^)♪。
2008.5.25
今年も米造りからスタートです。
5月24日 天気予報では微妙な空模様と伝えられてましたが、
時折青空も見せながら、気候的にも絶好の田植え日和となりました。
2年目の谷津田の田んぼ。
休耕田が田んぼとして再生し、水辺の生き物も戻ってきています。
当初目的の再生事業に見事に貢献しています。
そのご褒美においしいお米とお酒をいただけるのでした。
約60名の大人数でかかりましたから、午前中であっという間に終了しました。
田植えの後は、清酒「谷津田」をいただきました。
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2008.4.17
お待たせしました。
谷津田再生プロジェクトのお酒 清酒「谷津田」 ラベルも完成し
出荷準備が整いました。
左の緑色の瓶は、無濾過の生原酒
右の黒色の瓶は、火入酒です。
"谷津田"の書は三井物産社員の方によるもの。
河童等のイラストはアサザ基金飯島さんによるもの。
様々なことの積み重ねでやっとここまでのものになりました。
もう少しで皆さまのお口に届きます。
2008.3.23
谷津田のお酒、生原酒の残りのお酒は割水を行い、火入後ビン詰を行いました。
ビン詰するやいなや、即時に溜め水 流水にさらして急冷します。
こうすることで火入酒の劣化を防ぎます。
この日でお預かりした、お米から醸したお酒のビン詰は全て終了しました。
後はラベルさえ完成すれば、晴れて皆さまにお渡しできます。
しばしお待ち下さい。
2008.3.22
醸造したお酒を製品としてお渡しする為に、順次ビン詰を開始しました。
先ずは、無濾過の生原酒。いわゆる搾ったまんまのお酒です。
先日3/15イベントでお出しした樽酒と同じものです。
続いて、濾過を行ったお酒、生原酒のビン詰も行いました。
原酒を詰めて残ったお酒は、次の機会に、割水、火入を行いまたビン詰をします。
元は同じタンク1本の造りから、色々なお酒をお楽しみ下さい。
2008.3.15
待ちに待った蔵出しイベントです。
この日を迎えるためにスタッフ一丸となって準備していました。
酒蔵見学。杜氏の酒造りに対する情熱を聞いていただきました。
搾りたてのお酒のお味見。"おいしい〜!!"と絶賛いただきました。
そして、お待たせの、谷津田で収穫したお米で醸造したお酒の鏡開きです。
えいやーっと。
これからもう一作業です。
この樽酒をビン詰し、自分だけのオリジナルラベルを添付していただきました。
オリジナルラベルがずらり勢揃いです。
あっと言う間にイベント終了となってしまいました。
快晴に恵まれ素晴らしいイベントになったと思います。
まだまだ、田中酒造店の仕事としては、残りのお酒のビン詰やラベルの作成が残っています。
これからもどうぞお楽しみにしていて下さい。
2008.3.2
もろみ日数19日目。
もろみから"ボチボチしぼって〜"のサインが出始めていたので、
ここ数日注視していました。
日本酒度+1度。ちょうど中口(甘辛の中間くらい)程度の状態になり、
それを受けて、今朝上槽を行いました。
酒袋へもろみを充填する作業。
整然と積み終えた状態。
重しを乗せてぎゅーっと。
槽口から荒走りがちょろちょろ。
スイマセン。お先にいただきました。
皆さま
口に含むと程よい甘さとコクのあるお酒ができましたよ〜
お披露目をどうぞ楽しみにして下さい。
2008.2.20
もろみ日数8日目。
遠目では判りにくいので、
ズーム。
もろみ表面にきれいな気泡がみっしり現れました。
二酸化炭素ガスが発生しています。順調にアルコール発酵が進んでいる証拠です。
2008.2.13
谷津田のお酒の仕込配合です。
酒母 添 仲 留
麹米 10 20 30 30
掛米 20 40 105 165
(単位はkg。総量420kg)
預かった420kgのお米きっちり使用し、本日「留」仕込を無事終了しました。
掛米165kgはそれなりの量があるので、放冷機を使用して、一度にたくさんの
蒸米を冷却します。こちらで6度程度まで冷やしてタンクへ投入します。
杜氏さん自ら蒸米を掘ります。
コンベアーで流れてくる蒸米を手でほぐします。
出口で布に取り集めます。
布を抱えて蔵内を運びます。
タンクへ だぁーっと投入。
留仕込温度6度。予定通り仕込ができました。
これから約3週間、このもろみを育てていきます。どうぞお楽しみに。
2008.2.12
「仲」仕込みです。
添仕込後、十分に休息を取ったもろみを、再び、より大きいタンクへ異動させます。
いきなり大きいタンクで仕込むより、品温保持のため、安全な方法です。
中タンクからもろみを取ります。
大タンクへ移します。
この後の操作は、2/10同様、水麹を造り、蒸米を投入します。
うりゃーーーと、櫂を入れます。
ちなみにこの大タンクと言っているタンクの容量は2,000リットルです。
2008.2.10
本日「初添」です。
酒母を小タンクから中タンクへ異動します。
水を張った中タンクへ、酒母を投入。
そこへ造りおきしておいた麹を投入。これが水麹です。
蒸米を投入する前に十分に麹の酵素を水中に拡散させます。
水麹作業の後、洗米したお米を甑(こしき)に張ります。
約1時間後蒸し上がったお米を掘ります。
この作業は1/19皆さまに体験していただきましたね。
適温まで放冷後、中タンクへ投入し良く攪拌します。
この状態で温度の様子を見ながら、馴染ませます。
ここであせってはいけません。
これから良性の純粋な酵母をゆっくりと増殖させます。
その為に明日は一日そーっとしておきます。この日のことを「踊り」と言います。
2008.2.7
収穫したお米は完全無農薬の「日本晴」です。
清酒醸造用に玄米600kgを使用します。
この玄米を精米歩合70%まで磨くと、正味お酒に使用するお米は420kgになります。
削った玄米の表層(ヌカ)は、赤ヌカ、白ヌカ、特白ヌカ(米粉)に選別し、プロジェクトへ
戻しました。
清酒の仕込みは始まっています。
←こちらは酒母。
大きいタンクでの三段仕込に備えて、現在育成中です。
今朝、麹を造りました。
こちらも三段仕込に備えます。
2008.1.19
仕込イベント
2007.10.20
収穫
2007.8.5
雑草取り
2007.5.27
田植え