web日記 2007年11月  過去の日記へ
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2007.11.29
もろみの仕込が始まりました。
早朝からのバタバタ作業の幕開けです。
あれよあれよと、タンク2本の留仕込(三段仕込の三段目)が終わりました。
なんとなくバタバタな風景。
留仕込は温度7度位で行いたいのですが、早朝でもここ取手は10度を越えている為、
もろみを冷やすのに四苦八苦。杜氏さん泣かせです。
バタバタ作業はただのたとえで、綿密なスケジューリングの元、
作業は行われているのでそこはご安心を。

今朝の仕込の後に、今年2回目の甘酒のビン詰を行いました。
お味は例年通り"変わらない"普遍的なものですが、
デザイン一新で好評のようです。

2007.11.24
酒母(お酒の元。酛(もと)とも言います)も順調に育っています。
週明けからいよいよこの酒母を用いての仕込開始です。
と、その前にまだ準備しなければならないことが残ってました。
蒸米を大タンクへ移送する手段として、田中酒造では放冷機&エアシュータを
使用してます。
このエアシュータのダクトホースの清掃がありました。
←20m位はあるかな。長~いホースです。

内側、外側念入りに掃除と殺菌を行います。
ほれぼれする位きれい仕上がりました。
そして設置。

着々です。

2007.11.18
本業の酒造が忙しくなってきました。
ここ数ヶ月のweb日記は、瓦やら、修理やら、掃除やら...ネタオンパレードでしたが
酒造に没頭する日々です。
酒造の合間にも清酒のビン詰をやっていたりと、
ピークを前に既に軽い(o*゜∇゜)o状態です。

そんな中、毎年好評をいただいている、米と米こうじのみを原料にした
「甘酒」の発売までなんとかこぎつけました。


今年はデザインを変えよう!と意気込んでましたが、上記のようなありさまで、
直前まですっかり失念してました。
でもここ田中酒造店は、アーティストの宝庫です。
超有望画伯さまにさらさらさらっと一筆いただいて素晴らしいラベルのできあがり。

どうぞ、お求め下さいませ。

過去の日記を見返してみると、同じような時期に同じようなことをやってます。
別に目新しい何かをやるのではなく、"毎年同じことを変わらずにやり続ける"
ことができているからこそ、歴史が続いているんだと思います。
その普遍的な軸は揺るがさず、適度なスパイスをきかせてやって行きたいものです。
(今後のweb日記のネタが昨年とかぶることへの伏線でした)

2007.11.15
一発目の麹もまぁまぁ無難無事にできあがり、
今朝は、最初のお酒の酒母を仕込みました。
仕込温度をきっちり狙いこむため、蒸米の温度を慎重に下げます。

酒造りは厳冬に行われていたもの。
今年の冬も"暑い"です。
暖冬の中、四苦八苦しながらの酒造です。

2007.11.12
記念すべき19BYの甑起こしです。
これからこの風景が日常になります。


2007.11.11
今年、初の洗米(洗い付け)です。

先ずは量が少ないので、手洗いです。

一番最初の洗米は今年のお米がどれ位吸水するか確認する為、
慎重に浸漬時間を計ります。
一応、洗い付けはおめでたいことなので、ささやかなお祝で、
お昼はお赤飯でした。


一方、ねんりんピック2007の太極拳交流大会の売り子で出稼ぎに行きました。

太極拳の大会ってなんじゃら?と疑問を持ちつつ、最後の方でしたが、
ちょっと会場へ。

(`O´)ふぇ~ なんと、
超満員のギャラリーの中、太極拳の演舞が中央で行われています。
審判員がしっかりジャッジをして順位が出ます。
ねんりんピックなので出場者は皆60歳以上。
県の予選を勝ち上がった全国の猛者の集まりだったんです。

2007.11.10
芸術の秋です。
芸術の街 取手?(になろうとしている)では、毎年11月にTAP(取手アートプロジェク)
主催のイベントが取手の町のあちこちで催されています。
店子の第0研究室でも開催されてますので、寄ってみて下さい。
んで、本題。
ケンチャンマンが先生をしている、取手デザイン教室「大地」の皆さんが
以前に田中酒造店のデッサンをして下さいました。
せっかくの機会ですので、田中酒造の店頭に作品を飾らせていただきました。


古いたたずまいに飾られたデッサン達です。11月下旬まで展示してます。

明日11日は、ねんりんピック2007のうちの太極拳交流大会が取手市で
行われます。
こちらの会場で物産展て言うかたちで田中酒造店も出店します。

酒造はいよいよ明日からお米の洗い付けです。

2007.11.8
麹室天井もみがら引き詰の儀式が無事終了しました。
回収作業よりも、数段早く作業が進みました。
←今年収穫したお米のもみ殻です。
←この通りみっちり引き詰めました。
これでやっと、下の麹室の掃除&殺菌消毒ができます。一安心。

←幻想的な絵図
釜のバーナーの点灯式です。
釜口にバーナーを設置して、点灯確認をしました。
昨年のこの時期、火が点かずテンヤワンヤした苦い経験より、先ずは確認!
今年はメンテナンスをばっちり行ったバーナーです。一発で気持ちいい業火。こちらも一安心。

土をこねて粘土を作ります。
釜口のちょうどお釜と接する面に粘土をペタペタ。

フォークリフトで和釜を吊り上げ、釜口にスポッ!
収まる所に無事収まりました。
酒造開始に向けて徐々に準備が進みます。

2007.11.6
大安。
杜氏さんはじめ3名の蔵人さんが無事到着しました。
まずは、店先、蔵内の変わりようにびっくり。
サプライズを用意していたかいがありました。
準備不足の面も多々ありましたが、今更慌てても遅い!っちゅうことで
明日から一緒に酒造開始に向けて先ずは掃除から始めます。

これから半年間、君萬代の酒造りがスタートします。

2007.11.2
早いもので、11月。
麹室のメンテナンスが終わりません。
今回の作業の難点だった、もみの回収作業を次回やる時に
もうちょっとやりやすくできるように一手間追加しました。
ホームセンターで農業用の防風ネットを買って来て、お針子仕事です。

このネットをどうしたかと言うと、
←天井裏でも細々とお裁縫。
室天井の竹格子とコモの間に完全にふさぐように引き詰めました。
(大きい袋のイメージ)。
こうすることで、もみも集めやすく、下の空間にこぼさずにすむ。
のではないか?なぁと。
完成。
今度はここにやっともみを引き詰められます。

次いつ交換するかわかりませんが、きっと効果があることでしょう...