web日記 2007年7月 過去の日記へ
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2007.7.31
明日からいよいよ、祭です。
と、その前に、酒造系のイベント『初呑切り』が時を悪くして明日8/1
行われます。
この初呑切りとは、今春仕込んでタンクに貯蔵してあるお酒が順調に熟成しているか?
異常はないか?を各蔵よりお酒を持ち寄り、鑑定官や県の技術センターの方々に
利いていただく会です。
8/1は祭の為、何しろ人手がなく酒造店からその会場にすら出向けない為、
杜氏さまに上京いただきました。
貯蔵したタンクの"のみ(タンクの栓)口"を初めて切ること、すなわち『初呑切り』です。
貯蔵タンク1つ1つからお酒を出します。
もちろん自社内でも味のチェックをします。
貯蔵することで、熟成味を増し、おいしいお酒でした。
お祭の方も着々と準備が進んでいます。
店前にはご神体のお宿”御借屋”と御神楽の舞台の設営が終わりました。
祭終焉までは忙殺間違い無し...
2007.7.25
快晴が続き、晴れたらやろーと思っていたことを思い出しました。
何度か触れてますが、梅清酒を漬けた時に使用した梅の実の再利用法の1つ、
梅清酒の実干しにチャレンジ!
昨年は種入りのまま干してましたが、何しろ梅清酒には完熟梅をしているので
実もお酒に溶け出し(そのため、ろ過が非常に大変!!)、
漬け込んだ後の実は、皮と、種と、わずかな実が残っているばかりです。
そんな訳で、種入りのまま干すと種比率が高くて食べにくかったので、
今年は1個1個種を抜いてから干しました。
干された梅の実の表面には白い粉々が浮いてきます。
これはアミノ酸の旨み成分が凝縮されたものです。
食べた感想は『まじ、うまぁ~』です。
売り物ではないので、お店に来られた時に、コソッっと聞いてみて下さい。
残っていればお譲りします。
梅清酒の実(干してないもの)は、たくさんあるのでご自分で試してみたい方が
いらっしゃれば、お分けいたします。
税務署さまに提出予定だった、書類の提出期日がすっかり過ぎてしまっていて慌てて作成。
改めて、岩手に行っている暇なかったなって感じです(*´Д`)=з。
2007.7.24
久々の快晴です。
本当ならば、岩手県花巻市の石鳥谷と言う町で今日から開催されている
南部杜氏協会主催の酒造講習会に参加予定でしたが、
日常業務と雑多な事の始末がつかなくて、泣く泣く参加を断念しました。
杜氏さんゴメンナサイ m(u_u)m。
酒造仲間に講習内容を後で教えてね~、と依頼しましたが、彼らは講習の後の
飲み会の方に頭が行ってしまっていて、覚えているか不安です。
久々季節商品のご紹介。
夏の甘酒。昨年『涼(りょう)』(500ml 500円)と言う名称でほんの少し造って、
ごく一部の方に振舞わせていただきました。
冬、定番商品として販売している『昔ながらの甘酒』(720ml 600円)よりも
さっぱりと飲みやすく仕上げています。
保存料はもちろんのこと無添加な商品の為、造りおきをしていません。
興味があって、是非飲んでみたい!と言う方がいらっしゃれば
喜んでお造りいたします。是非お問い合わせ下さい。
2007.7.21
大吟醸のビン詰を行いました。
20日に割水
21日ビン詰を予定通り無事終了しました。
ビン詰時、お酒は65度まで加熱しビン詰、封印します。
ビンは指先が火傷するほど熱くなってます。
このまま、箱詰め、山積みしてしまうと、お酒はなかなか冷えません。
お酒にとって一番の大敵は実は熱です。温度が高いとどんどん劣化してしまいます。
そこで、ビン詰したお酒は一旦、お店を広げて、水をかけて強制冷却です。
アナログな光景ですが、しっかり水をかけてやると、しっかり冷えてくれます。
本日、はち君、りゅう君ファンのお客様がお見えななりました。
元気だった頃に撮影していただいたお写真をご丁寧にプリントしてくださり
プレゼントして下さいました。
とても寂しがっていただいて、本当に申し訳なく、また、ありがたく思いました。
是非飾らせていただきます。
ありがとうございました。
2007.7.18
台風は進路をそれ、ダメージなく過ぎてくれました。
それよりも、またまたの大震災で震災地の方々には、心よりお見舞い申し上げます。
たまたまこの地には、大地震もなく過ごせていますが(関東大震災の時はさすがに影響あったらしい)、
古い蔵や店頭に直撃の地震が起こった時を思うと、他人事ではありません。
週末ビン詰予定です。
梅雨のジメジメした間、締め切っていた蔵に恐る恐る進入し、
醸造機器を引っ張り出し、念入りに洗浄・殺菌を開始しました。
この季節はとかく雑多なことが多くて、久々の酒造業の業務です。
当日までにもうちょっと天気が良くなるといいんですけどね。
2007.7.15
台風4号。
来んのか?来ねぇ~のか?どっちでぇ?
前にも書いたことありましたが、店頭瓦葺屋根ボロボロで
大雨に直撃されると事務所が浸水します。
昨晩より、デスクやら濡れては困るものはよけて、ネガティブな対応をしています。
今のところ、それる気配ですが...
2007.7.13
「『いばらきインターネット放送局』と言う茨城県のHPがあります。
そちらの「観光・地域情報」という番組の中で、取手市の観光を紹介することになりました。」
と、市役所の方から電話が入りました。
「へぇ?」と伺うと
「田中酒造さん出演できませんか?」とのオファーでした。
「別に構いませんよ。」と、お気楽にOKしたところ、FAXで台本が送られて来ました。
見習1号、2号の間で「お前が出ろよ」「嫌だ!」のやり取りの末、
やはり、ここは1号君が出演することで落ち着きました。
そして、本日大雨の中撮影です。
小芝居をするレポーターのお姉さんと1号。
もちろん台本なんか読んじゃいないので、しどろもどろと思いきや、
しっかり語ってました。
この小芝居の模様は後日UPされるそうです。
興味のある方はご覧下さい。(´艸`)
2007.7.12
7/12 日本酒造組合中央会に於いて、第31回全国きき酒選手権が開催されました。
全国から選りすぐりの猛者達が一同に集まりきき酒能力を競う大会です。
この大会に何と茨城県代表で参加しました。( ̄□ ̄;)!!
理由は簡単。
『参加したことないよね。広島で勉強して来るんだよね。近いよね。んじゃ よろしく』
ってな感じ出した。
いいのか?茨城県!!
んで、結果はと言うと、
まぁ聞かなくてもでしょう。
県予選までやって参加する県があるくらいですから。
そして来年も目に浮かびます。
『去年のリベンジに行って来て』と。
2007.7.11
取手のなつまつり。
毎年8/1-3まで行われる取手八坂神社の祇園祭は、市内最大の夏祭りです。
1,3日は夕刻から歩行者天国(16:00-22:00)になり、神輿が渡御します。
神輿は、文政9年(1826)の作で、本体重量約1.5t近くになるといわれています。
地元の三ヶ町(上町・仲町・片町)の若衆が中心になり、1年ごとに幹事が持ち回り
祭を仕切ります。
今年は我、上町区が当番町で祭を仕切る順番です。
かくゆう私は祭ビギナーです。
前年までは、観る側、接待する側で参加していましたが、
地元での酒造継続、歴史の継承を誓いましたので、今年から本腰を入れて
参加の運びとなりました。
現在は、祭前の会合から参加し、流れやしきたりをお勉強しています。
このお祭において、田中酒造店には重要な役割があります。
1日の日、お神輿は八坂神社を出発し町内を渡御します。
そして、お神輿に乗られたご神体は、1日の夜から3日の夕刻の次の出発までの間、
八坂神社には戻らず、御借屋(おかりや:ご神体の仮のお宿)にお休みになられ
町内に滞在されます。
この御借屋は、田中酒造店及びお隣の新六本店さんのまん前に設営されます。
昔から、町内の役割で"宮元"と呼ばれ、この期間ご神体をお預かりし、
接待させていただく立場となります。
お祭上の立場で"宮元"となりますと、神社や慰労会では上座に席を設けて
いただいたりと恐縮至極な状況となります。
こちらの方も経験を積み貫禄を付けねばなりませぬ。
蔵元も見習いなら、祭も見習いですが、新たなことをできるのって、そうそう経験
できないので楽しみながらやりたいです。
お神輿も盛大だし、活気のある祭です。是非遊びに来てください。
(平日なのがネックですよね...)
2007.7.7
本日、りゅう君の埋葬を行いました。
大好きだった、はち爺さんの隣に埋めてあげました。
きっと成仏してくれることでしょう。
しばらくの間、HP扉絵お付合いありがとうございました。
また、通常通りのHPに戻りたいと思います。
2007.7.2
HP扉絵びっくりさせてスイマセン。
7月1日、蔵猫りゅう君が息を引き取りました。
先にも報告させていただいていたように、交通事故にあい、
一度は退院し、戻っては来ましたが、その後あまり病状思わしくなく
この1ヶ月ばかり、また、入院治療生活を続けていました。
最後は獣医さんの元で眠るように息を引き取りました。
本当に獣医さんには良くしていただき、感謝しきれません。
この場を借りて、ありがとうございました。
5月に、はち爺さんの最後を看取り、埋葬した後も重病でありながら、
墓守としてお墓のそばにずーっと寄り添っていました。
爺さんがいなくなって寂しくなったんでしょうか、
それとも、爺さんが心配で後を追ったのかも知れませんね。
りゅう君とは2年半の短い付き合いでしたが、
店のアイドル、蔵の癒しとしてなくてはならない存在でした。
寂しくなりますが、ありがとう。感謝の気持ちで送ります。
りゅう君ファンは結構多かったものですから、HP扉絵には
ふさわしくないんですが、公知とりゅう君への感謝の意味でしばらく
こうさせていただきます。
はち爺さんに引き続き、悲しいことが続いてしまいましたが、
りゅう君が安らかに眠ることをお祈りいただければありがたいです。