web日記 2007年4月 過去の日記へ
2007.4.30
夏の様な無風快晴。
出かけるにはもってこいの陽気です。
田中酒造も配達業務、月末在庫棚卸も終えて連休突入!
させていただきます。
5月8日から営業再開いたします。
よろしくお願い致します。
連休突入
2007.4.28
連休突入による静けさでしょうか。酒販の方もすっかり落ち着き払っています。
フォークリフトのメンテをしてれば突然の雨&雷に会うし、
ポンプの修理をしてれば部品が足りないし、
バイオリズムの悪い日です。
2007.4.25
筍(たけのこ)のシーズンです。
買うと高価な筍ですが、おかげ様で黙っていてもいつの間か
掘りたての筍のおすそ分けをいただきます。食べきれない位...
毎度、筍尽くしの食卓です。うれしい悲鳴と言うことで。
この場をお借りして、ゴールデンウィークは5/1~7連休をいただきます。
爺犬も手負い猫もいるのでどっかへ逃避行もままならず、
結局店に居ると思いますが。
爺犬のかま座り。
白黒あまりに見つかりやすかったので、逃げたようです...
2007.4.21
全国的に選挙デーです。
昔は選挙と言えば、酒がバンバン飛ぶように売れたそうです。
そして、選挙でのお酒と言えば、もちろん樽酒。
そのほとんどが4斗樽(1升ビン1.8リットルが40本分)でした。
一辺にそれだけの量のお酒が動くなんて今となっては超うらやましい話です。
今では、後援会、支援者への振舞酒、贈答等々、規制がかかっていたり、
または選挙違反につながることから選挙と酒の動向は無縁に等しくなりました。
そんな中、急遽樽のご注文をいただきました。
そしてうかつにも、4斗樽の在庫がなく(4斗樽の注文はほとんどないので、
在庫として保有してなかったんですねぇ~)、2斗樽でお願いしました。
どこの選挙か判りませんが、当選祝賀会に使われるそうです。
選挙前から当確出てるってのもすごいですね。
←樽の底にもお湯を張っておきます。
樽はすぐに酒を詰めることはできません。
一昼夜お湯を貼り、樽木に充分水を吸わせ、隙間をきっちりふさぎます。
また、同時に木のアクを抜きます。
よく水を切って、酒を詰めて、コモをかぶせてできあがり。
本当は酒を詰めて2日ほど寝かせると樽の風味が酒に移り、いわゆる
樽酒の味になります。
(樽のこも巻き風景はまた別の機会にレポートします)
昨晩、高校のプチ同窓会があって、三田で飲みました。
帰り山手線で爆睡。気付けば新宿!
運良く常磐線の終電が遅れてた様で、あまりよく覚えてないですが
取手に無事帰れてました。
帰巣本能。。
2007.4.21
地場産品『水戸街道 取手宿』
これは、取手の地場産品統一ブランドです。
昨年より取手の老舗5社で興した、一種町興し活動です。
田中酒造の梅清酒は、このブランド立上と同時に新商品として
エントリーしました。
梅清酒の首にかかっているタグがそのブランドの証となっています。
そちら『水戸街道 取手宿』のホームページが立上がったとのことで、
こちらで紹介させていただきます。
←クリックして下さい。
昨年は新商品開発、今年はそのブランドの浸透が活動の方針となっています。
店頭に飾った提灯とノボリ。こちらもその一環です。
毎月21日は取手大師通り(田中酒造そば、長禅寺下の通り)では
縁日が開催されています。
昔は賑わっていたそうです。一時この縁日は途絶えてしまいましたが、
取手を想う有志の方々が復興されました。
あーと屋えまる、駄菓子屋よいこ等、0研君達(藝大OBのグループ)も大活躍。
毎月21日は大師通りの縁日へどうぞおこし下さい。
2007.4.20
細々と蔵、倉庫の補修をして回っています。
水道管の漏れとか、電気配線補修とか...
大人のたしなみとして、一通りの知識、技を持っています。
これは、洗瓶機の水配管。
バルブがおバカになっていて閉めても閉まらない。
バルブ交換でほどなく終了。
ここバルブはもらい物で事足りましたが、バルブとか部品とか
買いに行くと結構いちいち高い。
湯水の様に修繕費を使えていた昔が懐かしぃ。
まぁ~自営業者は地道にやっていきましょう。
どうでもいい話ですが、一番好きな工具は、パイプレンチ。
何か素敵なデザインで機能性抜群!重いのが難点。
白黒逃亡です。
2007.4.18
日記ネタもいよいよつらい状況となりました。
それでも意気込み的にはできるだけ更新を心がけます。
杜氏さんが帰られて、製造系の帳簿がこっちに戻ってきました。
居る間は全てお任せ、よろしくお願い状態でした。
お酒の製造帳簿は、それこそ原料受入、払出、麹経過、もろみ経過、
タンク異動、製造実績、、、と多岐に渡り、酒税に関わるものなので、
税務署様の厳しいチェックが入ります。
(内緒でお米を買って、こっそりお酒を造ったり、できたお酒を少しずつプールして
こっそり売ったり、なんてのは、酒造メーカにとっては、"脱税"いわゆる犯罪行為です。)
そんな、ちょー面倒な帳簿ですが、ひと夏お預かりしておきます。
と言っても、この期間はビン詰でタンク内在庫の増減をしっかり管理するだけですけどね。
昨年の造りの最中に大変お世話になったバーナー屋さんから連絡ありました。
とりあえず使えるけどもオーバーホールをしなきゃなぁ~と、
ちょうど思っていたところだったので、渡りに船でお願いしました。
酒造用の機器って半年は全く使用せず、いざ造ろうって時に久々動かすので
その時によく壊れます。つうか、暇な時に面倒見ておけばよかった、と後悔します。
ついでに和釜を上げた状態の釜の中を点検してもらいました。
釜は耐火レンガを精巧に積み上げて造られてます。
直接火で焼かれるものですから、耐火レンガと言えども、劣化します。
そこで使用しない間にできるメンテナンスの方法をアドバイスをいただきました。
この夏中に実践すべし!
久々りゅう君。
尻尾 半分。足 血みどろですが、元気になってきました。
2007.4.15
いよいよお別れの日が来ました。
蔵人さん達は今朝岩手に帰られました。
最後の晩餐(朝ごはん)。この光景もしばしなくなります。
寂しくなります。
最後の記念撮影。
無事に18BYの酒造も完了です。
帰ってもすぐに田んぼ、畑の準備で休んでいる暇もないでしょうが、健康にお過ごし下さい。
また、今年の造りは、蔵人さん達をはじめ、藝大関係者の方々にも大変助けられました。
ありがとうございました。
と、言っても彼らとは日々顔を合わせているので感傷にはひたりませんが。
この日記で蔵人さん達の紹介を故意ではなかったんですが、まーったくしてませんでした。
◎杜氏 下坂 正幸さん
◎頭 菅原 一誠さん
◎おばちゃん 平野 京子さん
この3名で田中酒造店の酒を醸していただきました。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。
ホントーにありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
今年の秋もよろしくお願い致します。
実務では、普通酒と純米吟醸酒のビン詰を行いました。
ビン詰春の陣はこれにて終了です。
純米吟醸酒は「日本晴」で醸した純取手産の純米吟醸酒です。
ビン詰までしましたが、実は名称やラベルを決めていません。
これも今後の課題です。
2007.4.14
お燗ビン(1合=180mlのそのまま燗を付けることができるガラスビン)はそのほとんどが
飲食店さん向けに出荷されます。
ガラス容器には君萬代の銘が印刷されており、回収リサイクルで使用します。
戻って来た空ビンは中が汚れているので、ブラシをかけてから洗浄機で洗浄します。
よーっぽど程度の悪いビンは廃棄します。
手でシコシコブラシかけをしてましたが、ふとひらめきました。
電動ドリルの先端にブラシを装着。目からウロコの速さと綺麗さ!
さっさと気付けば良かった。
うぃーん
13日夜。
蔵の片付けもすっかり終わりました。
お疲れ会と杜氏さん達とのしばしお別れ会を兼ねて宴会です。
場所は以前「酒の会」でお世話になった、炭火焼鳥専門店品川屋さんです。
杜氏さんが帰る前には絶対にもう一度行きたい!と熱望。
フレッシュ鶏ささ身のお刺身。さばき立て新鮮なので、砂時計を置かれ5分以内に
召し上がれとのことで、お味もさることながらそのセンスに皆、脱帽。
地鶏の串焼きも絶品でした。
茨城の地酒もたくさん扱っておられ、端からいただきました。
こうして楽しく宴は終了しました。2次会へ続く...
2007.4.12
久々に蔵元からのお知らせ新商品情報を更新しました。
料理酒用純米酒『OTASUKE』です。
田中酒造では、昔から料理酒を造ってました。料理酒と言っても
市販の飲めない料理酒(料理用途で食塩が入ってます)とは違って
飲める清酒(普通酒クラス)です。
最近のニーズで料理酒にも添加物(普通酒の場合、醸造アルコールやブドウ糖等の
糖類)を嫌う方が多く、この際、改めて料理酒用に純米酒を醸造しました。
ポイントは
・原料には米・米麹・水しか使用しない純米酒である。
・料理の旨みを引き立たせる為、アミノ酸を多く出させる。
・アルコール度数を若干下げて安価に設定する。
(君萬代では、飲む清酒は最低でも15度以上としていますが、本品は13.5度程度)
こんな感じで商品を造り上げました。
ラベルもかわいらしくリニューアル。
『OTASUKE』の一文字一文字に家族のキャラクターまで設定してみました。
どうぞご愛好ください。
2007.4.11
午前中は蔵仕事。
一冬、世話になった和釜、焚口の大掃除です。
フォークで釜を吊り上げて、大掛かりに取り組みます。
焚口、煙道から煙突までのすすをきれいに掃除。
そして釜の内側を磨きます。
ご苦労なこってす。
そんな過酷な作業を尻目に午後はスーパーアリーナのきき酒会に出発。
14:30集合、16:30開場でした。
やば!、他のお蔵さんと比較して全然気合の入り方が違う!
やる気のないディスプレイ...
それでも結構、無濾過生原酒の限定デザインに目が止まり、立ち止まっていただきました。
出し物は、純米大吟醸酒のヌル燗。生原酒、そして得意のカキ氷&梅清酒かけ。
相変わらず、梅清酒のカキ氷は大絶賛!(と、勝手に思っている)
埼玉、東京のお客様が多かったと思います。
取手ってどこ?みたいな感じでしたが、こんな場でもなければ
口にしていただく機会すらもないですから。
残念なのは、たくさんの銘柄があって、色々なお酒を試せる場で、
かつ、きき酒会と銘打っているからしょうがないのでしょうが、
少量口に含んで、目の前で吐き出されると、ちょっと寂しいですよね。
まぁ泥酔するよりはいいでしょうけどね。
少しわかる気もします。ほんとーにたくさんのお酒が並んでましたから。
大賑わいでした。また来年。
2007.4.10
蔵掃除に余念無し。
懸案であった、近隣の長禅寺下マンション建設がいよいよ開始されます。
11階建て高さ33mのマンションです。
丁度、君萬代の命、地下水上流に当る箇所に杭が打ち込まれます。
事前に建設業者さんの方とは地下水に万が一のことがあった場合について
話し合いを持ってきましたが、実際のところやってみなければわからない所が多く、
この日を迎えました。
何しろ、田中酒造にとっては、井戸水の枯渇や汚染がないことを切に願うばかりです。
2007.4.8
お知らせ。
すっかり忘れてました。
4月11日(水)さいたまスーパーアリーナで関東信越国税局主催の
きき酒会があります。関東信越6県1000銘柄のお酒のきき酒ができます。
色んなお酒が飲めるので面白いですよ。
田中酒造も出ます。時間がある方は是非来てみて下さい。
話変わって、
今までのものより、少量(1000ℓ程度)ろ過できる様に
昨秋に中古でろ過機を購入しました。
大きいろ過機で少量ろ過、または、割水を行うと、どうしても
ろ過機内に酒が最後まで残り、アルコール欠減がでます。
なので少量のろ過に対して、小型のろ過機は有用となります。
(どんどん多品種少量化の傾向にあるので、そういった意味でも有用です)
本日はそのろ過機の試運転を兼ねて、先月搾ったお酒のろ過を試みました。
非常に問題なく終わりましたが、当たり前のことですが、ろ過面積が
小さくなってしまったことで数倍の時間を要しました。
まぁ、これは時間を取るのか欠減を減らすことを取るのかの兼ね合いですね。
でも無事使えたんで、comちゃんへ報告まで。
犬小屋で寝る猫。ぼろ雑巾度合いは相変わらず...
2007.4.7
本日は、水戸の茨城旧県庁舎で"大好き いばらき ふれあいまつり"に
酒造組合で参加するとのことで早朝より水戸へ出かけました。
各蔵元より十数名がお手伝いで参加しました。
桜満開最後の週末だったと思います。
酒造組合出し物は県下のお酒の無料試飲のみでしたが
たくさんのお客様に試飲いただけました。
もちろんお車のお客さまのご試飲はご遠慮願いましたが、
逆に「車だから結構です」とお断りされるお客さまも多く、
飲酒運転のモラルは世間一般にちゃんと浸透しています。
各蔵のお酒が70数本並びました。
ステージでは、フラダンスやら、合唱やら、マジックやら、、、
この日の為にみなさん練習したんでしょうね。
2007.4.6
本日は茨城県酒造組合稲北支部(茨城県南の方の集まり)の常会があり、
と、言うか毎年恒例となっている牛久のシャトー カミヤでお花見がありました。
桜がほぼ満開で、すごくいいタイミングで花見ができました。
牛久の街中に残された超ベストスポットです。
夕方、一時帰省していた杜氏さん達ご一行が残務のため、再び上京
してくれました。また数日にぎやかに過ごせそうです。
りゅう君との久々ご対面。一応無事な姿を見て安心してました。
2007.4.5
朗報!!
プリンスりゅう君退院しました。
が、ぼろ雑巾のサマでご帰還です。
命があって何よりですが、ガリガリのボロボロです。
事故の痕は痛々しくて載せませんが、しばらくはまだ通院生活が続きます。
エロ爺とカマ猫の久々2ショット。
徐々に食わせて、また回復を目指します。
皆様にはご心配をおかけしました。
しかし、28日間の入院&看護費用 懐もかなり痛いことになりました。ー(゜∀゜)ーー!
HP扉絵を変えました。
ケンチャンマンこと傍嶋くん作 料理酒用純米酒『OTASUKE』ラベルのマークです。
純米酒での料理酒ニーズ結構ありお手頃価格で造りました。
またまた、ラベルとかは先行で作ってもらっておきながら、売る戦略を立てていなく
チラシやらポスターやらを準備中です。
HPでの新商品情報も間に合ってません。が、店頭では売り始めましたのでよろしくです。
2007.4.3
ご無沙汰です。
月末(年度末)の雑務やら、ビン詰実働やらでしばらく日記サボっちゃいました。
蔵人さん達ががいなくなるとめっきり寂しくなります。
敷地や蔵内の掃除だったり、片付だったり、気が付けばやってもらっていて
今じゃもう、自分達でやるしかないし...
そんな愚痴はさておき、週末及び今日は恒例のビン詰でした。
本醸造酒です。
前にも書きましたが、ワンカップ数千本をワシャワシャと詰めます。
昔の機械なのになんて合理的で優れものなんでしょうか。
毎分20個位黙々と詰めてます。早い!(あくまでも田中酒造基準です)
人間の方があおられます。
出口↑ ↑入口
入口から入ってターンテーブルを1周する間に、お酒が充填され、蓋が装着されます。
カップに蓋を付けた後、水洗、乾燥までします。