鞄c中酒造店歴史

江戸前期、陸前浜街道の要衝として発展してきた取手宿。その面影を残すのは取手市内には、
参勤 交代で使用された本陣と様々な寺社仏閣、そして君萬代醸造元
田中酒造店があります。


常総大地の東のはずれ、利根川の砂礫層を通ってくる豊富な伏流水と後背地に相馬、谷和原
の穀倉地帯を控える地の利から創業
(明暦元年1655年)以来日本酒を醸造してまいりました。


明治17(1884)、現在の牛久市域で陸軍近衛砲兵の射撃演習が行われた際、明治天皇が
行幸し、牛久の旧家が行在所となりました。天皇が利根川を渡り行在所に向かう途中喉の渇き
を訴え、造り酒屋の水なら大丈夫、という事で差し出されたのがここの井戸水でした。天皇が
大変満足されお気に召した為、天皇の行在所滞在中、水を運ぶこととなり、その功により明治
天皇より下賜されたのが「君萬代」の銘柄であると伝えられています。





歴史と伝統を守った誇りある造り


田中酒造店の日本酒は、昔ながらの、人の手による洗米、和釜によるふかし、室(むろ)での麹造り、
酒母、もろみと
全てにおいて手造りをモットーに清酒の種類 に応じた最適な造りを心がけ、消費者の
ニーズと君萬代の味の調和 を目指します。

また、少子高齢化による南部杜氏後継者不足に対し、数年の準備期間を経て、21年酒造年度より、
自社通年従業員だけでの酒造りを開始しました。
今まで以上に、細かな気配りと柔軟な対応を酒造りに活かして行きたいと思います。






蔵元案内
株式会社 田中酒造店
〒302-0004
 茨城県取手市取手2-13-35
    TEL 0297-72-0011
    FAX 0297-72-0078
e-mail kimi.info@iris.ocn.ne.jp

営業時間 9:00-17:30 月曜・祝日休み