瓶火入れの方法

*瓶火入れ/「火入れ」とは生酒を高温の湯煎にかけることにより
      酒成分中の酵素や酵母を不活性化させること。
      通常貯蔵タンクなどでおこなう作業。
      これを瓶に取り分けて行うことを「瓶火入れ」といい、
      加熱処理後の温度の下降がスムーズになるので、加熱に
      よる酒質の劣化を最低限にすることができる。

*瓶火入れの方法/やけどに注意!厚手の軍手などを使って行って下さい
      @大きめの底の厚い鍋にお湯を沸かす。
      Aお酒のキャップをはずす。
      B瓶ごとお酒を湯煎する。
      Cお酒の温度が62℃から65℃くらいになってから
           10秒間そのままの状態を保持する。
      Dお湯から瓶ごとお酒を出し、瓶に蓋をして粗熱をとる。
      (瓶の破損に注意して鍋に張った水に瓶ごとつけてもよい。
       その際、水は常温のこと。氷水などに突然つけると
       瓶が破損する場合がある。瓶が冷めて手で触れるように
       なったら氷水で冷やすようにするとなおよい。)
      E瓶火入れは購入後すみやかにおこなう方が生ヒネ香が
       出ずに
おいしいお酒の状態を楽しめます。
      F瓶火入れ後は暗所にて保管し、お好みの熟成具合で
       お召上がり下さい。


   蔵元用語では「秋あがり」と呼び一夏熟成させたお酒を秋に商品
   として
売りに出すのが一般的です。
   また、暗所にて三年以上
熟成させたものを長期熟成酒と呼び古酒
   として売りに出される場合もあります。